【備忘録~一流のシェフと教育者~】
最近、
僕は思ったことがあって、
それは
本当に料理がうまい方って
きっと塩とオリーブオイルだけで
全てを美味しく料理できるんじゃないか、ってことなんです。
それは
食材の品質や採れた時期・時間
保存方法から
焼き加減、包丁を入れる位置まで
全てを計算していて、
その食材の旨みをとことん最大化できる
腕やセンスを持っている、ということ。
そこを軸に
その食材の「才能」をぎりぎりまでひきのばした後に
ほんのちょっとだけ最後に手を加えるんだと
僕は思ったんです。
しかも
優しく一番引き立てるアイテムで以てして。
それが塩やオリーブオイルなのかは
わからないけれど。
でも
そう考えると
教育も同じだと思っています。
やっぱり優秀な教育者って
本当にぎりぎりまで待てるんだと思うんです。
子供達や部下の才能ややり方を信頼して、
その子が自分で敷いてみた道、
歩きたいと思った道を自信もって歩める「環境」を
創り出すことが出来る。
一緒になって
腹をくくることが出来る。
そして
最後にほんのちょっとだけ
微調整するんです。
もちろん
気付かないところで
必死にその子が間違わない仕組みを
きっと施している。
それはもしかしたら
日々のちょっとした声かけから
質問
アイコンタクト
一瞬の表情まで。
そして
それはいつだって
優しさと愛情が沢山詰まった
大きな大きな信頼という器の中でなされるんだと
思っています。
少なくとも
僕の一番身近な教育者は
多感な時期の子供達を
頂点まで導いていった。
全ては見ていないけれど
最後まで
子供の可能性は親よりも信じていた。
その信頼はどこから来たのかは
わからないけれど、
でもきっとこう言うんですよ。
「だって
後悔させたくないじゃん、それだけ。」
今夜は
信頼する事について。
そこに大人のつまらない見栄やプライドや打算なんて
これっぽちもないんだと思う。
明日は
橋本の一流シェフのもとへ。
わさびと塩で
食べさせてくんないかな、6年前のように。
ニヤリ。
”伸びない子なんて絶対いないんですよ。
いるのはダメな教育者だけです”
ビリギャル作者(青藍義塾 塾長) 坪田 信貴
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