勉強しているのに成績が上がらない子っています。
いつもコツコツやってるように見えて実際にテストになると全くできない。勉強時間も多いし、ノートも綺麗に取っている。
なのになぜか成績が悪い。
かくいう以前の僕もそんなひとりでした。
もちろん色々と原因はあったと思います。
まず こういう場合はえてして勉強するポイントもずれていたりします。
思考することで初めて勉強の意味をなす
例えば、どの教科にしても重要なとこと流しても良いところがあります。
英語だったら 超頻出な単語や文法・イディオムもあれば 、10年に一度しか試験に出た事がないものもある。
そうした所の優先順位というものです。
それらが学びたて、習いたての時はわからない。
どれも重要に思えてしまうので、時間をたくさん使ってしまい、途中に飽きがきて点数に結びつかない。
ただ、それらもしっかり抑えているのになぜか成績が悪い子がいます。
そうした子達はそれ以前に、ある大切な事を忘れているのです。
それが
思考していない
という事。
例えば、昨今の大手塾や予備校では 時間短縮や効率を追求し、映像で授業を行う事がメインになってきています。
もはやLIVEで先生が授業を行うのは珍しくなってきつつある。そういう時、以前の僕を含め彼らはどうするかというと 「聴き流す」だけ。
もちろん、聴いていないわけではありません。
なるほどなるほど、とは思っています。むしろ とても真剣で真面目です。
でも、
それがどう大事なのかだったりどう使うのか?
他の事との関連性がどうなのか?
など 具体的なシーンまで考えて聞いていないんです。
要は「点」だけ でしか物事を捉えてない。
以前、スピー◯ラーニングという英語教材が流行りました。(今もあるのかな?)
プロゴルファーの石川遼選手が使っていて、彼が CMしていた「聴き流すだけ」のあれです。
当時、沢山の方がその「聴き流すだけ」に魅力を感じて購読したのかな思います。
ただ、そんな期待とは裏腹に 出来なかった人や挫折した方も多いのではないでしょうか?
理由は同じく簡単です。
イメージングをしていないから
思考していないから
です。
石川選手があれで出来るようになったのはきっと事実でしょう。もちろん センスもあると思いますし、実践で試す機会も多かったのもあると思います。
でもそれ以上に、実際の自分の体験や将来起こるべきであろうシーンときちんと結びつけて彼が「思考」していたからこそ「聴き流す」だけで良かったのかなと思うんです。
僕達はまずはそこを理解する必要があります。
決して文字通り 「聴き流す」だけで、出来るようになったわけではないと思います。
大切なのは
頭を「働かせる」こと。
話を戻します。
スティーブジョブズではないですが、勉強や成績はそうした知識としての「点」が他の「点」と結びつき「線」となって、そこから更に進んで「面」になって初めて活きてくるし、点数になってくるのかなと僕は考えています。
もちろん、勉強を続けている限りいつかはその「点」が結ばれるわけですが、それだとどうしても時間がかかってしまう。
それを防ぐ為にはどうしても 自分の頭で考えなくてはいけない。
ただノートをとる。それでは全く意味がない
綺麗にノートを取るのもそうです。
もちろん綺麗にとることに越した事はありませんが、綺麗なノートはあくまで覚えることだったり、整理する事が目的なはず。
つまり、自分の知識や知恵をつけるための手段なはずです。綺麗にノートを取るという事が目的では決してありません。
きちんと理解しているか、思考しているかを確認するのは簡単です。
2つあります。
視覚情報をなくすことが重要
つまり、講義を目をつむって音だけで聴いてイメージを作りながら理解する。
そして、自分なりのまとめ方をする。
黒板に書いている事をそのまま書き『移す』のではなく、必ず自分なりにカスタマイズしてノートに書く「うつす」事が大切です。そこに必ず「自分の頭で考える」プロセスを挟みます。
口に出して説明ができるか
理解できている事はスラスラ出てきます。でも、あやふな知識はきっとどこかで躓きます。
そして、躓いたらそこから学び直せば良い。
これらはきっと読書や他の勉強にも使えるはずです。
他の人が練り上げた もしくは時代を超えた知恵は、自分ごとに置き換えられて初めて活きてくるものなのかもしれません。
「思考する」という事は ストレスのかかるものだけれど でも、そうした事を積み重ねると いつかどこかのタイミングで 勉強の成果がバケツから水が溢れ出すように 目に見えてわかる時がくるのかもしれません。
それを味わってしまったら 勉強の虜になる。
これらは確かにほんの少しストレスのかかることだけれど、ここを克服していく事で確実に成果は出てくるはずです。
是非そこを意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。
何かしら参考になれば幸いです。
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