寒さも日に日に増してき始め、受験生にとっては一層緊張や焦りの深まる季節になってきたと思います。
と、同時に そんな彼らを支えられる保護者の方々にとっても、より一層焦りが先走る季節になっている事だと思います。
今日はそんな受験生を何とかして応援したい保護者の方々へ、是非覚えておいて頂きたいマインドセット(考え方)と具体的な声のかけ方についてお伝えさせてください。
大切な人を誤解なく応援できるようになる1つの手段になれたら嬉しいです。
ところで この時期にくると保護者の方同士の繋がりや情報交換も一層密になり、どうしても他の子と比べたがるようになるのかもしれません。
そしてそんな中でしばしば散見されるのは 保護者様同士の見栄の張り合いだったりするんだと思うのです。
そして、 それを鵜呑み?にしては 家で「一見」ゴロゴロしているように見える子供と比較しては、つい口うるさくいってしまったりするのかもしれません。
しまいにはこう伝えてしまう。
「ほんとにやっているの?」
ただ、この時期のこうしたなんのこともない『確認』は、正直 彼ら彼女らの気持ちやモチベーションを大きく下げてしまいかねません。
学校でも塾でもそうした『確認』は嫌というほどされているからです。
しまいには 『もう今日はこのくらいでいいや。』とか『やーめた。』となってしまう…
こうして一番応援したい相手に対して一番やりたくない事をやってしまい事になってしまうのかもしれません。
では、どうすればいいのでしょうか?
確認よりも承認を意識する。
具体的に言うと、
【(これから勉強しようとする我が子に)
「勉強頑張ってね。」】
と言うのではなく、
【(勉強し終わって帰ってきた我が子に)
「勉強がんばってるね。」】
と、伝えてあげる。
これだけで安心感に雲泥の差が出てくるのかなと思うのです。
とにかくこの時期は、
一に承認
二に承認
三に承認。
子供たちは皆 『それなり』に頑張っているんだと思います。
僕も中学、高校、大学受験と全ての受験を経験してきましたが、大学受験は 自分というものがある程度固まってきていたのもあり 一番不安でした。
試行錯誤を繰り返し、成績が出ない焦りと向き合いながらなんとか前だけ向いて いつおかしくなるかわからない精神のギリギリの所で戦っているんだと思うのです。
不安で不安で仕方ない。
そうした時に一番嬉しいのは 親からの承認なんだと思います。
繰り返します。
これからの時期は確認した所で全く効果はないどころか、逆効果になってしまうと思います。
萎えさせるし、せっかくやろうと思っていてもその一言でやれなくなってしまう。
でも、承認 し続けさえすれば それが力となり どんどん勢いがついてきます。
なぜなら僕がそうだったから。
勉強しているように見えなくてもあえて無視し、とにかく見守って頂けると嬉しいです。
そして、それでも どうしても何か助けたいと思われたらこう尋ねてみてもよいかもしれません。
「お母さん(お父さん)も一緒になって受験に向き合いたいから、何か手伝える事はない?」
そしたら案外出てくるかもしれません。
それは
送迎だったり
美味しいごはんだったり
確認テストだったり
息抜きに帯同して欲しいだったり。。。
そんな事でもいいの?と思うようなことでも出てくるかもしれません。
でもきっとそれが彼ら彼女らは嬉しいだと思います。
最終的に頼りになるのは先生でも友達でもなく…
家族。
そして 何より 親。
学校や塾の先生は 親御様には勝てません。
これは間違いない事だと思います。
是非、その唯一与えられた役割に誇りと自信を持って頂き これからの3ヶ月はこれでもかというくらい『承認』してあげてもらえたら 僕も凄く嬉しいです。
よろしくお願い致します。
この記事へのコメントはありません。