例えば、大学受験においてE判定から逆転合格を果たす人なんて、
確かに5%もいないんです。
これは現場で見ていて毎年思うこと。
皆が皆、イチローや本田圭佑みたいに有言実行できるわけではなく、
その陰には同じように努力したのにうまくいかなかった沢山の時の挫折者達がいる。
しかも、そんな競争をしていて自分の目標に向かって自分だけ抜けがけしたりしたら周りからの批判という
『定期テスト』にも合格していかないといけない。
時に友人とも縁も切っていかないといけないかもしれないんです。
更に言うと それを乗り越えても見返せる確率は5%以下なわけで、
批判する人は9割の確率で
『ほら、だから言ったじゃん』
って言えてしまいます。
だから、確かにそれなら
「だったら止めよう」
「等身大のチャレンジにしよう」
の方が圧倒的に「勝ちゲーム」であり、合理的だったりする。
なので、このチャレンジに向かう為にはそれ以前に、
長期的にみれば
『挑戦する事自体がローリスクハイリターン』
っていう考え方だったり、
『挑戦する事なしに次のステップには迎えない。』
という考え方が染み付いていないと難しい。
でも一方で、そんなマインドセットがこれまでの人生で曲がりなりにも染み付いていて、
チャレンジこそが志望校合格よりも価値の高い「報酬」である事がわかっていれば挑戦する事ができりのかなとも思います。
むしろその方が
「飛躍できるチャンス!」
と無意識に思って、気付けばチャレンジしている。
僕は、中学、高校、大学、浪人、航空大学校と
人よりたくさんの受験を経験させてもらってきたけれど、
しょっぱなの中学受験から失敗したから、その事実を早く知れたのがむしろ運が良かった。
もちろん、その時は子供なりに凄く苦しんだと思うのだけど…
ただ、そういうのを少しずつ積み重ねながらきたから最後の航大(パイロットの登竜門)の受験は、仲間と共に励まし合いながら楽しくトライすることが出来たし、
納得いかない結果で落ちても
『これで絶対に次のステップに行った。』
割とすぐに切り替えられた。
そして、そこでの不合格の教訓として自分が変えた行動こそが今の僕の仕事の礎になっていたりする。
もちろん、それはスティーブ・ジョブズのいう
【点と点を繋げた】
事に過ぎないわけであるけれど、
それでも僕はそれがあらゆる人にとってこれらが前向きに生きて行く為の最も手っ取り早い秘訣なんだと思っている。
皆が自分に起きた辛い過去とそこでの学びを、今と繋ぎ合わせながらよりよい未来を切り拓いて行く基盤に出来る。
少しの心がけとそれを受け入れる心の余裕があるかないか。
なければ作り出すことができるか出来ないか。
僕はそれを彼等には大学受験で経験して欲しいんです。
社会に出る前に、色んな事を経験したり悩んで考えて時にその不安が故に眠れなくなったりして。。。
そして、そんな時に一番側で支えてあげたいなって思っています。
出来る期間の前に、
「挑戦する勇気」と
「あらゆる物事に価値を見出せる力」
さえあれば、
どっちに転んでも『合格』な大学受験に、僕は心からチャレンジして欲しいと考えています。
もちろん、
失敗して心無い事を言われることもあるかもしれません。
それでも、仮にそんな批判があったとしても僕も共に受けいれる事をどこか頭の片隅に入れておいて欲しいなって思います。
自分を信じて一歩踏み出すチャレンジをするために僕をわざわざ選んでくれた子供達や御家庭を、僕は決して見捨てたりしない。
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