良好なコーチング(コミュニケーション)のスタート

良いコーチング(コミュニケーション)ってなんだろう?

 

そんな問いをふと持つと、ついついなんやかんや難しいものになってしまうけれど、

 

より良質なコーチングにしていく中での【良好なスタート】ってなんだろう?

 

というのは、僕の中ではある程度定まってきています。

 

 

 

今日はそんな備忘録。

 

 

コーチングを本格的に受験指導・学習指導に取り入れ始めた時、相手の準備が整う前に沢山の質問を矢継ぎ早にしていた時がありました。

 

とりあえず相手から引き出さねばと思い至っては、僕が質問をする事で相手はたくさん考えてより良い答えを引き出せると、勝手に思い込んでいたのです。
ただ、いざ自分が相手の立場に立てばわかるけれど、そんなの余計なお世話であり うざったくて仕方ないもの。

 

セッションを受ける側からしてみたら、意地でも話の核心に触れないでおこうと  むしろその時点で相手との距離を縮めようとは思わず、

逆に「心のシャッター」を下ろしてしまう気もするのです。

 

 

良好なコミュニケーション(コーチング)のスタートは、そんなのでは生まれないものなのかもしれません。

 

 

僕自身、そんな不自然なセッションから沢山の失敗や悔しい思いをしながら

「あーでもない、こーでもない。」

を たくさん積み重ねていく中で、ようやく良好なコーチング(コミュニケーション)のスタートについてしっくりし始めているものがあります。

 

 

それが、

 

相手が自分から核心的な話をし始めたくなる雰囲気を、僕が創って(デザインして)いくこと。

 

 

より良いコーチングは相手にたくさん話をしてもらうことが不可欠だけれど、それと共に相手が自分から核心に触れた話をし始めたくなる機会を創っていくことです。

 

自ら核心に触れる話をしたくなる雰囲気を作るコミュニケーションをとる…

それはいわば

 

コーチングモードの頭作り

 

です。

 

 

これは例えば 僕自身がいざコーチングを受ける側になった時にひしひしと感じます。

 

僕自身が、

コーチングをしてもらう時
コーチングが欲しい時

 

そんな時は、自分から核心に触れた話題をしにいくのです。(振りにいきます。)

 

 

 

それは 決して先生や親御様が引き出してやろうとか悩みを打ち明けてもらおうと思っての(そう意識しての)コミュニケーションではなく、

 
子ども達が自ら核心に触れる話をしたくなる雰囲気を作る、もしくはそんなコミュニケーションをとる

 

という事でもあります。

 

 

それは確かにこちら側から始めるコミュニケーションという意味ではあるけれど…ちょっと違う。

相手主導で大事な話を始めたくなるコミュニケーションをこちら側がアシストする

 

といった感じ。

 

 

 

 

それはたくさん褒める事かもしれないし
興味のある事をきいてあげることかもしれない。
心地よい沈黙をすることかもしれないし
「こっちは黙っているから好きなだけ話していいよ」と伝えてみることかもしれない。
実際に相手が悩んでいたり興味を持っている事を体験して感想を伝えてあげる事かもしれないし、
相談したり、
ただただ話を聞いてあげる事かもしれない。

 

 

 

とにかく、相手にとっての核心的な話を相手が自分から話し始めてくれるまでは、こちらが相手が話し出しやすいコミュニケーションを取る事。取り続ける事。

そこに淡々と且つナチュラルに力を注いでみる。

 

良質なコーチング(コミュニケーション)のスタートは、まずはそんな相手主導の話から始まっていく気がするのです。

 

 

トラストコーチングを学ぶ

 

 

 

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