子供達の「うっせーな」の返答に可能性を感じる理由について

先日、街を歩いていると  とっても良い香りのする女性とすれ違いました。

 

思わず

 

「誰……誰……!君の名は?!」

 

なんてタイムリーな事は言えず、

自分も急いでいたので何秒かして振り返ってはまた目的地に向かい歩き出したのですが、

そのうちどうも気になっていたらふとこんな事を思ったのです。

 

あ、残り香とコーチングって少しだけ似てるなって。

 

そわそわ感というかモヤモヤ感。。

 

今日はそんなモヤモヤ感について、先日良い話を聞いたのでそこに絡めての備忘録です。

 

 

 

 

 

ところで、ここに反抗期のとある男の子がいるとします。

この男の子はテスト前日にも関わらずゲームばかりやっている。

そんな彼に親御様はイライラしています。

 

その内ついにはしびれを切らし、

「へ~試験勉強の準備は完璧なんだ~、へー。」

(この問いかけがコーチ的かどうかはここでは議論外とします)

と問いかます。

 

その時。

 

 

ここで返ってくるのは大きく2つのリアクション。

 

『うっせーな!関わらないでくれ!』

『そうだね~やらないとだよね。まずいよね。』

 

 

では…

どちらの方がコーチング的に良いリアクションでしょうか?

 

 

 

 

 

 

嬉しいのは親からしてみたら後者なのかもしれません。

「お、わかってるな。」

と。

その内というか、これが終わればやるのではないか?と。

 

でも実際、こういう子が本腰を入れてやりだすかと言えばそうでもなっかたりするのです。

これは僕自身も時に親御様からの話を聞きながら感じることなのですが、 むしろ案外そのまま変わらない事の方が多い。

 

理由はいくつかあると思いますが、

一番大きな理由は、もう自己解決してしまっている点にあるのかもしれません。

 

親や先生対策をしてしまっていて、それに対する模範解答をしている場合が多かったりする。

こう言っておけば大丈夫でしょう、という状態。

割り切り方を知っている分感情も動くこともなくモヤモヤ感が少ない状態なので、こういう子へのコーチングは少し難しい。

 

 

一方、前者は感情的になっています。

それはつまり、痛いとこをつかれて悔しく、自分でもやらないといけないのはわかっていてでもそれをうまく行動にうつせないでいる状態だともいえます。

いわゆる、やる気はあるのにやれていない状態。

自分の「やろう」と「できる」に大きな溝がある状態です。

こういう時やこういう子へのコーチングはえてして割と効いてくることが多いです。

こういう子達は継続的にコーチングしていけば上手くいく可能性が高く、僕自身もこういう子達は得意だったりします。

 

こちらも理由は沢山あると思いますが、一番大きなものは質問やぼやきはどこか「残り香」と似ていて、時間が経つにつれてじわじわ効いてくるからです。

 

 

質問は頭の中にその後も残り続けるし、脳はそれを無意識のうちに考え続ける傾向があります。

それがいわゆる悶々とした状態で、

その悶々とした状態は時に私たちの行動を駆り立てるきっかけになってくれたりします。

そこにコーチング的な関わりを定期的にしていく事で、うまく回りだしたりするのです。

 

 

 

 

 

残り香はその日中にはかなく消えてしまうけれど、質問は残り続ける。

 

そういう意味でも日々の問いかけは大切になってくるのかもしれませんし、

 

子供たちが思い出しては嬉しくなったり、

やる気に繋がったり、

動き出したくてきりがないような問いかけをもっとしていきたいなって。。。

 

そう思ったものです。

 

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