【備忘録~上手な褒め方~】

〜備忘録〜【上手な褒め方】

彼との電話はすごく心地がいい。

電話を切った後、

そして

翌日、翌々日まで

長いときには一週間気分がいい。

その気分の持続性はどこか

勢いよく下り坂を走りきった後の

自転車に乗っている感じだ。

そんな事を考えていると、

最近ふと

その理由がよくわかった。

でも

その言葉はほんのちょっとだけ

工夫がされているだけ。

全く難しくない

誰でもできる

ほんの少しだけの工夫が。

『やっぱ

マサと話すとモチベーション上がるわ。

ありがとう。』

ーーーーーーーーー

褒め方には

大きく分けて2種類あって、

その違いというのは

「主語」にある。

例えば、

僕も含めて多くの人の褒め方というのは、

『あなた』が主体になっていて、

これはしばしば

受け手に「評価」として伝わってしまう。

そして

『評価』はしばしば誤解を生む。

例えば、

『(あなたは)モチベーションあげるのうまいね。』

『(あなたは)頑張ったね。』

とか、

『(あなたは)優しいね。強いね。良い人だね。』

と言われたとする。

こうした時、

自分自身がそう思っていなければ、

すんなり伝えてくれる側の気持ちが入ってこない。

「いや、自分はそう思っていないんだけどな〜。」

と、

時に自分で否定できてしまうからだ、

最悪

「なんか上から目線だな。」

とも思われてしまう。

褒めてくれているのに。

でも、

代わりに伝える側の主体が

『わたし』になったらどうだろう?

『(わたし)はモチベーション上がったよ。』

『(わたし)は、嬉しかったよ。』

『(わたし)は、勇気付けられたよ。大船に乗ってる気分になるよ。』

こちらは

主体が言った本人に向いているので、

伝えられた側は、

その言葉を否定しようがない。

相手が自分の行動によりそう感じてくれたなら

自分が認めなくてもそれは事実だからだ。

そして

そういう時は自分が相手へ何かしらの

《貢献》を出来た気がして、

とても心地良い気分になる。

「そんな力が自分にあるのか…」

と。

ーーーーーーーーー

彼がそれを知って伝えてくれていたのかは

わからないけれど、

少なくとも僕は彼のその一言で

一日をとても気持ちよく

過ごすことが出来る。

“センスある言葉のシャワーで、
人は一生生きられる”

と、

かつてどこかの偉人が言っていたけれど、

それは間違いなく僕には真だ。

ーーーーーーーーー

新年度3週目のスタートは雨続き。

「チーム」の雰囲気が下がり気味なら

まずは自分から。

人がほんの一瞬だけでも嬉しくなる

言葉の「贈り物」でも

いかがでしょうか。

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