以前、
ある方からこんな興味深い話を聞きました。
その方は陸上のトレーナーをされている方で、
その話は、その方がケアをされている
百戦錬磨のトップアスリートから
直接聞いた話のようなのですが、
つまるところ
そのトップアスリートがこうお話した事が
あったそうなんです。
「自分は誰かに負けるイメージが全くわかない。」
と。
その話を聞いた時、
僕はなるほどな~と
妙に納得したのを覚えています。
僕達が普段何気なくしている行動というのは
どれも明確にイメージできることです。
例えば
「歩く」にしても
「歯を磨く」にしても
「勉強する」
にしても。
もしくは、
「プレゼンでうまくいく」
や
「テストでいい点を取る」
というのも皆さん
この言葉から明確に隅々までイメージできますよね。
それは恐らく、
これまで生きてきた経験を下に
イメージとして記憶されているからなわけですが、
逆に言うと、
うまく隅々までイメージできないものは
僕達は行動しにくかったり、
できなっかたりするわけです。
例えば、
僕はピアノをひく事ができないんですね。
そして案の定
そんな僕は自分がどんな風にピアノをひくのかも
イメージしようと思ってもできません。
自身の経験がないだけでなく、
人がピアノをひく中でする
手の動きや思考、感覚、雰囲気等が
わからないからです。
逆に、
ピアノがひける人はそれを明確にイメージ
する事ができますよね。
さて、話を戻しましょう。
冒頭の
「自分は誰かに負けるイメージが全くわかない。」
というのは、
つまりは
そのアスリートの方にとって
「負ける」という行為がその名の通り
どんなものなのか想像することが
出来なかったわけです。
だから、
「負ける」という事がどんなことなのか
わからなく、
結果として負ける行動が取れず、
「勝つ」という行動に全てが導かれていったとも
考える事ができるんですね。
もちろん
今ではその方も年を重ねるうちに負けてしまった事でしょう。
そこで初めて「負け」がどんなものなのかを
起きている現実を通して
イメージできるようになるわけです。
イメージとは面白い世界ですね。
さて、
僕は何が言いたいのでしょう?
答えは今後
子供達をこれから観察していく中で
わかってくるかもしれないですよ。
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