今 教育業界で起きていると感じる『ねじれ』
それは、
《学校と塾が共存出来ていない事》
そう、僕は考えています。
どちらも同じように宿題を出しては結果的に子供達の時間を不覚にも奪ってしまったり、混乱させたりしてしまっている気がするのです。
もちろんそれらを両方ともやりこなしている子供達も確かにいます。ただ、ほとんどの子供たちはどちらもやれていないか、答えを写しているかだけで、全く身につく学習ができていないように思うのです。
勉強は、自発性がなければ意味がない、というのが僕の持論です。
それは、応用が利かないからであり、知恵に昇華する事が出来ないからです。
学校が文科省の管轄下にある以上、僕は塾側がもっと学校に合わせた教育を提供していくべきなのではないか、と考えています。学校の宿題やカリキュラムを把握し、それを最大限活かしていける教育を目指してはどうか、と思うのです。
ではその為の一つの手段になるものは何なのでしょう?
ひとつに生徒が通う学校の方針や役割を塾側が見定め、それを軸にして柔軟に役割に応じた棲み分けを行なっていく事が挙げられるのではないでしょうか?
例えば 【成績を上げたい】という生徒の場合、先生側が見る大切なポイントは以下4つだと思います。
①勉強内容(どんな教材を使っているか?)
②勉強方法(どんな方法でやっているか?)
③やる気(目標設定や生徒独自のモチベーションの観察)
④勉強時間
これらのバランスや歯車が合えば きっと成績は上がります。
一方で、これらの連携が出来ていないと二重でケアする事になったり、そもそも③やる気などは未だに精神論で乗り切ろうとする教育者の方も多数いらっしゃいます。
M’s LABOではそうした効率の悪さを排除し、もっと学校の先生方を活かすやり方を選択しています。
具体的には、①を把握し、その子に合った②勉強方法を提案し、③やる気 部分をコーチングによってケアしていくのです。
学校の宿題を把握しながらこの教科の先生はどういう意図でこの子達を伸ばそうとしているのかを見定めて、共に宿題をやったり、受験全体を俯瞰しながら その生徒に足りていない視点を補っていきます。
そうする事で学校の授業や先生を生徒達に活かしてもらえる教育を提供しています。
実際、それで多くの子の成績が順調に伸びていきますし(一番の理由は、先生を独り占めできる→先生に好かれる→先生とのコミュニケーションが密になる→時に重要な事を特別に教えてもらえる、からです。)、更には 大人とのコミュニケーションによって 対人能力もついていきます。
今は学校の机で寝て、塾でテクニックを教わる というのが主流になってきているようで、家庭から見ればお金だけが出ていく本末転倒な事態が起きています。
時に『塾で習うからいい』と学校の先生を舐めきっている子供達もいるというお話も聞きます。
その点に関しては御家庭の責任ももちろんあるかもしれませんが、そうした生徒のメリットや学校に寄り添う気のない塾にも問題があると僕は思っています。
学校はせっかく沢山の子が集まるコミニュティですし、今のようなアクティブラーニング型の授業が広まれば もっともっと子供達が自発的に学びに向かえる環境が出来上がるはずです。
そこに塾でしか出来ない教育を提供出来れば、更なる成長が望めるのではないでしょうか?
もっと子供達が学校を活かせる環境作りを塾側も共に考えていけるとよいな と僕は思っています。
・塾では勉強に特化した事。
テクニックや勉強方法、モチベーション…
・学校はティーチングやアウトプットの場。
コミュニケーション、社交性、人間性教育…
これはあくまで一つの提案やアプローチに過ぎませんが、是非 これからもそんな『棲み分け』をしていきながら 子供達優先の教育をしていきたいものです。
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▼コーチングを用いたオーダーメイド個別指導塾
【M’s LABO】代表 小田原 雅
http://ms-labo.com/landingpage/#0
▼11/26(土)18時〜 新宿
【学校の先生方向け交流会】
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