僕の中で子供達が勉強しやすくなるための2つのチェックポイント、というのがあります。
勉強が苦手な子、はたまた嫌いな子というのは得てしてここでつまずいていることが多いように思います。
かくいう僕自身も中高時代は部活にずっと明け暮れていて、引退してさあ受験だという時にここで最も苦労しましたし、ここがクリアになった時には動きやすくなりました。
なんでしょう?
以下 2つです。
①具体的に何をすればいいのかわかっているか?
②それに対する何かしらの感情があるか?
今、目の前にそうした子がいる場合、まずはここを観てみてもいいかもしれません。
具体的に説明していきますね。
1 、具体的に何をすればいいのかわかっているかどうか?
まずはここかもしれません。一度 義務教育の勉強を経験してきた僕たち大人からすれば、何が重要か重要でないかは無意識的にわかると思いますが、子供達はその部分が曖昧なのかもしれません。
点数を取るのがいいのはわかっているけれど、何をどうすればいいのかがわからない状態なのです。
それはノートの取り方1つとってもそうですし、予習や復習の効果的なやり方もそうなんだと思います。
忘れる事が悪いことではなく、どんなに優秀な人でも忘れるから要は繰り返し覚えることに価値を置こうとか
一度覚えてから忘れて思い出す過程で記憶に残りやすくなる、
などといった勉強全体のノウハウを含めたを説明をしてみる事だと思います。
とにかく1歩目を安心して踏み出せる情報をたくさん提供してあげるのです。
そうすると、ちょっと試してみようかな、という気になっては少し動き出していきます。
もちろん、全てを1から教えてあげる必要はなく、ある程度のところにまでくれば自分の頭で考えさせなければなりませんが、最初の部分は何をすべきかを明示してあげる必要があるのかもしれません。
目的が明確でありそれでいてなかなか動き出さなかったら、まずはこうした1歩目を容易く踏み出せるように優しく「足元を照らしてあげる」ような感覚を是非持っていただけたらな、と思います。
2、それに対する何かしらの感情があるかどうか?
何をやるべきかが明確になっても、それを手にしたい、もしくは手にしないとまずい、といった『感情』がなければなかなか動き出してもらえないのかもしれません。
それは僕たちの普段の現状をみれば明らかなのかなと思います。
僕自身もやりたいと思う感情か、もしくはやらなきゃ、やってやるといった感情がなければ動き出しません。
テストの点数が良くなって喜ばない子はまずいないと思いますので、そこへの関心や興味を喚起するであろう適切な感情を意図的に作ってあげるのが時には必要なのだと思うのです。
もちろんそれは、点数を取ってみたいという正の感情でも、
取らなくてはならないとか、見返してやりたい、悔しいといった一見すると負の感情でも構わないと思います。
痛みと快楽のブログでも挙げさせてもらったように、それらのイメージを描かせてあげるのが効果的なのかもしれません。
以上、これら2点を踏まえると子供達もだいぶ動き出しやすくなると思います。
参考になる部分があれば是非試してみてくださいね。
まとめ
さて、ここまで書いて少々 論点がぼやけるかもしれませんが、僕は子供達が勉強する事を目的にしてブログを書いているのではありません。
もちろんそれは必要なのでそれに至る方法論は書いていますが、一番の目的はその後にある彼ら彼女らの素敵なアウトプットです。
普段のインプット(勉強)からきっと今後生み出されていくであろうその子自身の教養だとかビジネス力や振る舞いだとか、、、はたまたそこから更に発展してその子が将来的に社会に対して還元していくであろう素晴らしい技術やサービスや(もちろんそこには音楽や芸術やスポーツやコミュニケーションも含まれます)優しさや考え方など…
その子達が人間として成長していく姿やその延長線上で魅せてくれる表舞台で躍動する姿が本当に好きなのです。
誤解を恐れず言うと、勉強は今の段階でやれてなくてもちょっとした素敵な出会いや考え方や捉え方が変われば誰でも没頭する可能性を秘めていると僕は思っています。それこそ年を重ねていく中でかっこいい大人を見つければ、その人を真似たいと思って勉強しだすと思うのです。大した問題ではないと思っています。何より僕がそうでしたから。
僕はとにかく沢山の子からそうした素敵なアウトプットが見たいですし、それを肌で感じてたくさん感動したいって思っています。
なによりそれが今の僕の生きていくモチベーションだからです。
インプット、、つまり勉強自体にはなんも価値がなくて、その先にあるオリジナリティー溢れる良質なアウトプットにこそ価値がある。
これからも沢山の仮説(もちろん一定の効果は実証済み)を書いていきます。
試されてみてうまくいく事もいかない事ももちろんあると思いますし、当然うまくいく事もあると思います。
そうした際はフィードバックが欲しいです。
沢山のデータが欲しいので、その時は是非 『それに加えてこうしてみたら?』とか『だったらこうしてみたら?』といったアイデアを頂けると嬉しいです。
それらも含めて、体験からの知恵として昇華させて、もっともっと良質な教育を提供していきます。
いつもここまで読んで頂き有難うございます。
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