先生として子供達との会話をする時にうまくいきやすい感覚というのが僕の中で1つあります。
それは、
ドライブをしている時に交わされるであろう わくわくする未来に向けた感覚で話す
という事。
もっと具体的なイメージで言えば、行楽地に向けて高速道路を走りながらその目的地に着いてやりたい事や美味しいものをワクワク会話する感覚です。
僕の実家は鹿児島で母方の実家は福岡だったのもあり、よく親父が運転し、夜の高速道路を2時間半くらいかけて行っていたのですが、僕が助手席に座った時になされる会話が凄くわくわくするものでした。
それは野球の事だったり、勉強の事だったり、友人の事だったり。
とにかく僕が話していてわくわくするような質問というか話題をたくさん提供してくれていた気がします。
元々祖母の家に行くというのは僕にとって非常に楽しい事だったのもあり、気分は上がってくる上がってくる。
そして、それに1つ1つ答えるうちに話しながら気付く色んな事に行動がつられては、
着いた祖母の家で勉強したり〔でも1時間くらいしたら飽きて犬と遊んでいたけれど笑〕、1人壁当てや素振りをしたものでした。
『教師』という立場にいると、どうしても面と向き合って話す事が多いのかなと思います。
たぶんティーチングという役割がそうさせてしまうのだと思うのです。
僕もついついそういう状態になってしまいがち。
でも、正面を向いてしまうとどうもそのエネルギーが時としてプレッシャーとして感じられ、素直に聞く事が出来なかったりするのかもしれません。僕も割と先生からのそうしたプレッシャーに敏感だった気がします。
だからこそ 同じ方向を向くいていると凄く心地いいし、エネルギーを前に前に流していく感覚がどこか心地が良い。
これはいいにくい事伝える時にも役立つと思います
例えば、それは一緒に廊下を歩きながらでもいいし、
課外活動中に何かを共にやっている時でもいいかもしれません。
部活なら一緒にジュースを買いに行ったりでもいいかもしれません。
そこで衝突しないエネルギーの流れに 自然と相手が気持ちを乗っけることができて
自分が向かいたいところへと気分も行動も導かれていくのかなと感じます。
まとめます。
今日その時 どんな気分や感情でそのような話題を提供すると彼らが話しやすくなると思いますか?
そこでは彼らにどんな気持ちになって欲しいと思っていますか?
何か参考になれば嬉しいです。
『愛するというのはお互いに見つめ合う事ではなく、一緒に同じ方向をながめる事である。』
サンテクジュペリ
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