モチベーションと危機感について

この1年 僕は妙に自分に問いかける質問があって、それは、

“自分は後どのくらい今の自分でいられるか?”

なのだけれど、そんな事を考える度に僕はDropbox創業者 ドリュー・ヒューストンのスピーチのある一節を思い出す。

 

 

 

ある晩、なんだか眠れなくてパソコンをいじってたら、「人生は30000日しかない」って誰かが書いてるのをみつけて、ふーんと思って最初は気にも留めなかったんだ。でも、ふと思い直して電卓をたたいてみたら、僕はそのときすでにもう9,000日を消費してたんだ。その瞬間はさすがに焦ってこう思ったよ。

僕って今までに何かを成し遂げたっけ?ってね。

 

 

 

その記事を読んだ時 それでも僕はふ~んと思って、意識はしながらも特に強く感化されず日々の生活に戻っていったのを覚えている。でもある時ふと気になって急に考えた事があった。

 

“そういえば親と会えるのはあと何日かなって。。。”

 

電卓をたたくまでもなく僕は、1年に1回帰ってそこで5日過ごすとなると1年に5日。

後20年生きたとしても。。。100日

と導いた。

ぞっとした。

物凄く何かにつき動かされる思いがした。

 

 

 

数字は便利なもので僕たちに沢山の「終わり」をみせてくれるけれど、時に見たくない現実にも向き合わせてくれる。そこにはしばしばプレッシャーが介在し それに人生を振り回される事もしばしばだ。

でも、数字がもたらせてくれる「終わり」のない世界はもっと残酷で時にそれは全然coolじゃない。

そこには

さくらが散る美しさも

甲子園で負ける悔しさも

悩みや苦しみから解放されることもないのだから。。。

数字が与えてくれる現実は辛いけれど、その現実は僕たちに自分のエネルギーをどこに集中させればいいのかを示してくれる。本当に大切なモノだけに向かうとても強力な力を。

 

 

 

 

動機には本当に沢山あって人によって何が自分の動機になるかはわからない。僕達はそれを時に「モチベーション」と言うのだけれどドリューは自分に向いていた。そして僕は、親だった。

皆が自分たちの大切なモノに向える、エネルギーを注げる社会になればいいと思うし、僕は子供達に  彼ら彼女らが学びたくなる環境を提供する事で それを伝えていきたいと思っている。その結果として、それで幸せになるのも お金を稼ぐのでもいい。

鍵になるのは「危機感」。。。

 

 

 

今日は ちょっとした「危機感」を種に。

そこには人それぞれがいろんな危機感を持っているんだ、と。何かをする時に常にその終わりが持つ素晴らしさとそして、ちょっとした「危機感」を感じることが出来るのなら。

 

《関連動画》

MIT卒業スピーチDropbox創業者 ドリュー・ヒューストン「人生で大切な3つのコツ」

 

 

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