4通りの愛情表現について

最近 愛情表現について思いを巡らせる機会がありました。

 

これは僕自身もふと自分事のように感じたことで、もしかしたらできているつもりになってるかもしれないと感じた事です。

 

普段、僕たちは得てして自分自身が考える『愛情』を自分の尺度で相手に表現しあうけれど

 

 

・でも はたしてそれは本当に相手にとって愛情を感じるものなのだろうか?

・もしかしたら独りよがりなものなんじゃないだろうか?

・どうすればもっと大切な人を大切にできるのか?

 

という事。

 

そして、そんな問いを抱いた僕は自分の古い記憶を辿り 、とある本に再度手を伸ばしてみました。

 

 

それはかれこれ5年前。

かつて 五千マイル以上も離れた異国の地で暮らす決意を固めた姉に何かできかないかと贈った事のある

愛情表現の違いについて書かれたとあるエッセイ。

 

今日はそんな本に記されていた愛情表現の4つのアプローチについて備忘録ついでに書いてみようと思います。

 

一緒になって大切な方を思い浮かべながら 考えを巡らせて頂ければとっても嬉しいです。

 

 

young-couple-sitting-on-ledge-embracing-and-smiling (1)

 

 

愛情表現における4つのアプローチ

 

私達は普段何の気なしに 相手がきっと喜んでくれそうだと、「自分」が愛情だと思っている愛情表現をしあう事が多いのかもしれません。

 

それは、

 

何かを買ってあげる事

好きだと伝える事

握手する事、キスする事

一緒に美味しいものを食べる事

 

…などなど。

 

でも、時にそれが難しいのは それらが 全て 相手にそのまま自分の期待通りに伝わらない事もあるんだ という事なのかもしれません。

 

 

例えば ここでとある男性がその彼女さんに大好物だというケーキを買っていったとします。

 

彼としては凄くそれが愛情のある事だと思いこんでいる。

 

でも、彼女さんは別に時としてそれが欲しいんじゃなかったりする。

 

モノよりも、実際はただただ 一緒に過ごす時間を大切にしてほしかったり、

ただ黙ってこれまで会えない間に 自分が感じた感情だったり起きた出来事だったりといった話をただ聴いて欲しいだけだったりする。

 

そこで不覚にも不機嫌になってしまう。

 

でも、彼は彼で それでなんで不機嫌になるのかがわからない。

 

なぜなら自分にとって 相手が好きだというものをギフトとして渡す事は 一つの最高に愛のあるものだと信じているから。

 

結果として、彼もそれに不満を持ち、2人の仲は逆にギクシャクしてしまう…

 

 

 

さて、ここには確かにちょっとした順位や優位性が存在していて、

得てしてそれがそのまま伝わらずすれ違いとなり、

このような関係が幾らかギクシャクしてしまうことも日常的に存在しているかもしれない、ということ。

すべてがそのまま思った通りに伝わらない事がある。

 

 

でも、

だとしてもそこになにかある程度の基準になるものはないのだろうか?

 

 

 

 

 

ここでようやくこの物語のテーマに入ります。

 

この物語の中では 私達が主に行う愛情表現には大きく4つの『方言』があると紹介されています。

同じ愛情表現でも、人によって受け取り方 認識の仕方が異なってしまう…

そういう意味での『方言』。

 

そしてそれらは、

 

≪承認の言葉 ≫

≪親切な行為≫

≪肉体的な接触≫

≪質の高い時間の共有≫

 

と大別されています。

 

1つ1つ見ていく事にしましょう。

 

 

 

 

承認の言葉 という方言

 

これは一番典型的な愛情表現なのかもしれません。

 

「ありがとう」 とか「嬉しい」、「好き」といった 一般的な相手への承認を表す言葉達です。

 

ここを大切にするのは、動物で例えると 子犬がそう。

 

子犬は『いい子、いい子』と言われると一番喜びます。

別に親切な行為をしたり、質の高い時間を共有しても そこまで喜ぶ事はありません。

 

もちろん嬉しいのかもしれませんが、子犬にとってなにより一番愛を感じるのは承認の言葉をかけてもらう事なんだと、ここでは述べられているのです。

 

 

 

 

親切な行為 という方言

 

これは主に相手への気遣いです。

 

御飯を作ってあげる事もそうかもしれないし、さりげない振舞い方かもしれない。

気を利かせて話題を提供したり、毛布をかけてあげたり添い寝してあげる事、何かを取ってあげたり持ってあげたりすることかもしれません。

 

これらを生き物で例えると金魚がそう。

 

金魚には承認の言葉も肉体的な接触も ましてや質の高い時間の共有は必要なく、

ただただ餌を与えて水槽を綺麗にするという親切な行為によって愛されている(生きていける)と感じる生き物だとここでは記されているのです。

 

 

 

肉体的な接触 という方言

 

これは握手やハグ、肩を叩いて応援したりする事から性的接触までの事をさします。

 

この愛情表現は、誰かと触れ合う事で愛情を確認する事ができ、愛されていると感じる事が出来るというのです。

 

生き物で例えると猫。

猫は親切な行為をされなくても、承認の言葉をかけられなくても平気だとここではされています。質の高い時間も必要なし。

 

けれど、必要な事がある。

それは 撫でてもらうという肉体的接触。

猫は撫でてもらうこと、ひいては体を接触させていく事で愛情を感じ取るというのです。

 

 

質の高い時間の共有 という方言

 

これは、より楽しく質の高い時間を一緒に過ごせるという事。

もしかしたら女性の方に多いのかもしれません。

 

例えばここに価値を見出す方にとっては、 デートでも御飯を一緒に食べるのでも、共に楽しい時間を共有出来る事や出来た事に価値を見出します。

 

なので、どんなに一緒に過ごしていてもスマホをいじったりされていては質の高い時間を過ごしているとは思えない。

 

一方で、ただただ黙ってなんのジャッジをする事なく話を聴いてもらう事で愛を感じる事ができるというのです。

 

生き物で例えるとカナリア。

カナリアは歌を聴いて欲しいという。餌をもらえなくても承認してもらえなくても、ただ黙って自分の歌を聴いて欲しい。

 

それだけで愛されていると感じるのです。

 

couple-love-beauty-romance-grass

 

 

これらの各々の愛情表現としての『方言』は、

必ずしも皆が1つずつ持っていたり使ったりするとは限らないのかもしれません。

 

全てがないと不安だと思う人もいれば、これだけは譲れないというものがたった 1つだけあれば十分だと考える方もいるかもしれません。

 

もちろん全ての基準を総合的に上げていく事でより満足感は上がっていくのは一つの事実なんだと思います。

 

 

 

 

さて、その中で大切なこと。

それは、

 

・一番やって欲しい事

・これだけは覚えておいて欲しい事

 

という愛情表現 が 人にはきっとあって、

それをまずは理解して気にかけてあげる事で より満足のいくパートナーシップが築けるかもしれない、という事です。

そして これは教育についても同じことが言えるんだと思います。

 

 

まとめます。

 

 

・あなたが今 一番関係性をより良く変えていきたい人は、どんな愛情表現を欲していると思いますか?

・本当にその愛情表現が今 自分の大切な人に出来ていますか?

 

 

ここを一度だけでも考えておくだけで 何かしらの良い変化が期待できるのかもしれませんし、

もしもハッとすることがあればそれがむしろ皆さんとお相手の方との関係性の伸びしろなのかもしれません。

 

書いていて改めて僕自身もハッとします。

 

 

この瞬間から 皆さんの行動を何かしら良い方向に変えていける 一つのきっかけになれば嬉しいです☆

 

 

 

≪参考書籍≫

希望をはこぶ人 アンディアンドルーズ

 

/////////////////////////////////////////////////////////////////

 

▼トラストコーチングを学ぶ

~2日間でコーチング(コミュニケーション)を理解する~

https://ms-labo.com/coaching/

▼コーチングを用いたオーダーメイド個別指導塾

【M’s LABO】

https://ms-labo.com/

▼1分でわかるM’s LABO

https://ms-labo.com/landingpage/#0

 

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

PAGE TOP