受験生にとっては最後のラストスパートの時期ですね。
日ごろの勉強が成績に出る人もまだ出ていない人もこれまで自分が確立してきた勉強法や内容を信じて、積み上げてきたものを更に積み上げて欲しいなって思います。
とにかくこの時期にすることは、新しい問題に手を出すのではなく模試や赤本、主要問題集などで自分があやふやにしてきたもの見てみぬフリをしてきたものに向き合うこと。
そこにこそ点数飛躍の種が潜んでいるはずです。
そこを是非、先生に聞いたり調べたりして克服してみてくださいね。
一時の恥で、合否が変わるかもしれません☆
さて、前向きが長くなりましたが、今日は入試で頭が真っ白になる前に覚えておいて欲しい事をここで書きたいと思います。
大きく2点、今日は書きます。
試験開始後1分間は他人と試験を観察する時間にする
これは僕自身も本番に真っ白になることが多かったのでわかるのですが、
あの
「よーい、始め!」
で一斉に紙をめくって鉛筆の音が聞こえるのがもう嫌で嫌で仕方ないんですよね。
特にそんな音や緊張や不安と共に目に入るのは大抵難しそうな問題。いわゆるもう開始一分で劣勢なわけです。
初球先頭打者ホームランを浴びた感じ。
一気に雰囲気に飲み込まれてしまうんです。
それで僕は考えたんです。
どうしたらその雰囲気を制していけるのだろうか?
と。
そこで僕が考えたのがこれです。
つまり、試験開始と共にすぐに問題にとりかるのではなくまず大きく深呼吸します。そこで少し自分の呼吸を観察しながら整えます。
その後、周りを観察する。
もちろん、あんまりきょろきょろすると不正を疑われるのでそこは適度に。
そして、こう考えたりします。
「あ~あの人あせってんな~。」
「ああ~。。。ああやってすらすら書いてるように見えるけど、あれで間違ったらへこむだろうな~」
見たいな事を考えます。笑
無理やりディスっていきます。笑
少し意地悪かもしれませんが、そうする事で客観視する事ができ一層自分の今やるべき事に集中できます。
その後は、ゆっくりとぱらぱらと問題全体を見ます。
「ふ~ん・・・」
という感覚を大切に。
次に、何から解くか決めたらこうしてみましょう。
少しでも引っかかる問題はどんどん飛ばす
これは数学や英文法、理科や社会等の暗記系で特に僕が大切にしていることですしTOEICでもやっていた方法です。
つまり、問題を見て少しでもすらっと回答をイメージできなかったり答案の書き方がわからなかったものは遠慮なく飛ばす、という事。
たとえば、英文法の問題というのは理解している人からすると問題や選択肢をみた瞬間に答えがすぐに閃きます。
いわゆる「瞬殺」が出来るわけです。
それくらい入試英語の英文法は出るものは決まっているんですね。
そして基本的には、そこで「ん?」となったらあれこれ余計な事を考えてしまって一気に正答率は下がってしまう。
いわゆる 無意識化出来ていない問題は大抵間違えてしまいます。
なので、一回目を通してすぐに閃かなかったら迷わず飛ばしてください。半分くらい飛ばしても全然構いません。
とにかく瞬殺出来るものから瞬殺していく。
そうしていくと必ず時間があまるはずなので、そうしたらもう一回最初に立ち返ります。そうすると不思議な事に結構「瞬殺」出来ちゃうんです。一回目で閃かなかった事が、二回目、三回目で急に閃いたりします。
これは個人的な意見なのですが、たぶん脳も車のエンジンみたいな感じで、あったまるのに時間がかかるんじゃないかなと思うのです。
つまり、初見では頭が「英文法モード」や「微積分モード」に切り替わっていない状態とでも言うべきでしょうか。
時間が経てばエンジンが温まって車がスムーズに走るように、人間の脳もそういうのがあるんじゃないにかな、と個人的には思っています。
科学的にはわからないけれど…
さて、僕はこれまで、中学、高校、大学、浪人、航空大学校と、受験に関しては人よりも多く経験してきました。
今でも「なんで?」といった結果になったことや自分の力以上のものが発揮されて好成績を残した事もあり、妥当な結果を残したのは今振りかえるとたった一回しかありません。
それくらい受験って、僕にとっては不思議なものだし、逆に言うと僕のターニングポイントになるものばかりでした。
そして、
そんな中で行き着いた結論のひとつが、
試験本番というのは、知識レベルよりもメンタルレベルでの試験が課されているようなもの
というものです。
正直、少しの知識不足は本番でのメンタルレベルの強さでカバーできるという意見を持っているくらいです。
特に難関私大等では数点で合否が分かれる学部も多い。
それくらいボーダーラインにいる受験生の知識に差はないということかもしれません。
つまり、後はどう試験本番で自分の知識を上手にアウトプットできるか?
それには他受験生をメンタル面で制していけるか、圧倒できるかが鍵となるんだと思います。
今日紹介した2点も そうした自分のメンタル面を整えていく上で僕がこれまでの受験生活の中で試行錯誤をしてなんとか得た 僕なりのうまくいく方程式です。
全く同じようにやってうまくいくとは限らないと思いますが、少しでもこれで本来の力を発揮できたら…
そう思っています。
きっと大丈夫だから 僕はとにかくこの受験という挑戦・経験を皆さんには楽しんで欲しい。
ほんとうに。
間違いなく良い方向に向かっています。
ひとりでも多くの受験生に届けたいので、シェアしていただけると嬉しいです☆
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