僕は浪人を経験しました。
だから浪人の辛さはわかります。
一方で、浪人することのメリットもたくさん知っていますし、今では「現役で大学に行かなくてよかった。」とも思う時がしばしばあるのも事実です。
もちろん、自分を正当化したいがためにそう思っている部分も少なからずあると思うけれど、
それでも浪人していた一年間は僕に
自分の人生と一度距離をとって、これからどんな人生を歩みたいのかを考える良いきっかけを与えてくれました。
浪人は確かに世間的には辛いものだと揶揄される事が多いけれど、
常に目的を持って過ごせば非常に有意義な時間になるんだと僕は信じています。
・自分はこの浪人を通してどんな力をつけたいのか?
・現役で行った子が気づいていないけれど、自分が気づける視点はなんなのか?
そうした問いを日々持って毎日を大切に向き合っていれば、
時に上がったり下がったりも繰り返しながらも良い方向に向かっていくものだと思っています。
日本の教育はどうしても学年にこだわるので、1年のタイムラグが時に大きく感じてしまうけれど、
海外にいくと10代の子から50代のドクターまでが同じクラスで英語を学んでいる事なんてザラにある。
だから一年遠回りしたからって正直全然たいした事ないし、
むしろその孤独な一年間で、高校の時には決して気づけなかった今後のキャリアを作るスタートとなる大学生活を見据えた大切な視点に気づけると思います。
そういう意味でむしろチャンス。
右肩上がりに進んでいく事なんてあり得ないし、そうした遠回りこそが人間的な魅力となって、
ひいては
その人の 為人(ひととなり)となっていくのかもしれません。
現役時代の勉強を通して至らなかった所は修正し、
こうした事を大事にして4月から新たな気持ちでスタートを切って欲しいなって思っています。
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