今年の５月に

スポーツ雑誌【Number】の表紙にイチロー選手が載りました。

実に５年ぶりのロングインタビューでした。

イチロー選手はというと、

僕の最も好きなアスリートのひとりで、

浪人生の時から実に何十冊ものイチロー選手の本を読み漁り、

ボロボロになるまで読み込んできました。

今回はそんなイチロー選手がいよいよチームを移り、

「変化、成熟、破壊」について話してくれました。

その中でも今の僕が特に心に残った箇所を備忘録も兼ねて記しておこうと思います。

自分の事をしゃべるのってダサいなって強く思うようになってきたんです。

自分のことを自分で伝えようとすればするほど、他の人の心には残らない。

本当に自分の事を伝えられるのは、実は自分ではないと感じています。

食うか食われるか世界で戦うアスリートが、応援よろしくはないよってずっと思ってきました。

『いやいや、そうでいられるお前でいろよ』といいたくなるんです。

 

 

応援していただける選手であるために、自分がやらなくてはいけないことを続けていく

 

 

『人間が成熟していく段階というのは40歳を超えてからがすごく大きな意味を持つ』

 

 

虚しさなんてしょっちゅう感じています。でもそれこそが、成熟へ向けての道ではないですか。理不尽なことを経験しなかったら、人としての幅は出てきません。

⇒Q,50歳でも発展途上でいたいと仰っていました。そういう自分が現れる可能性はどのくらい感じているんですか？

可能性という言葉を使うならば、あります。現時点での僕、野球がなかったら、死んでもいい。50歳で突然、世の中から消えられたら理想的だと思います。

中略

僕は選手以外では野球の世界で生きていくつもりはないし、日本だろうとアメリカだろうと、選手以上の情熱を注げることなんて見つかるとは思えない。かといって悠々自適に暮らせるはずもないし、、、

日本とアメリカの野球は距離が縮まったとかいっていますが、そう言ってしまっているということは、近づいていないんだろうなって思います。近づくときって、相手に敬意を持つと思うんです。

⇒大谷翔平について

・野球というスポーツの枠を超えて社会に影響を与えられる選手ってなかなか出てこない。斉藤祐樹はそういう存在になりえると思いますが、結果次第です。野球界の大谷翔平、テニスの錦織圭選手、サッカーでは本田圭佑選手かな。

 

・バッターをやればいいのにと思いました。すごいピッチャーはいくらでも出てきます。でも、あんなバッターはなかなか出てこない。

 

・これからの二刀流は彼を基準に作られることになります。スタンダードがないことは、楽でもあるし、とても苦しいともいえるでしょう。