これはあくまで私の独断と偏見ですが、恐らく同意して頂ける男性もいるのではないでしょうか?
私自身は今も母親をリスペクトしていますし、すごく関係も良好です。時に仕事の相談もしますし、なにより4人の子供を育てたことにただただ頭が上がりません。
一方で、当時の中高生だった私はそんな母親に無関心でしたし、スポーツをしていたので大きくぶれはしなかったものの、時にストレスのはけ口にしていたのも事実です。
気分で接していたし、感情の起伏が激しかった。
沢山の事をしてもらったのでしょうが、全く覚えていません。
そんな中で 実は内心嬉しかった事・してくれて助かった事が、今思えば大きく分けて3つあったなとふと今日考えを整理する機会があったので、それを共有させて頂きたいと思います。
何かのヒントになれば嬉しいです。
母親の手料理
【思春期の男の子の接し方にお悩みのお母様方へ】
でも書かせて頂いたように、手料理で胃袋をつかむのが一番手っ取り早いのかもしれません。
そのあたりは僕は古い考え方なのですが、ここはとっても大切な気がします。
僕が受け持たせて頂いているご家庭でも、たとえ反抗期真っ盛りの男の子達も、親御様の手料理の為に友達と遊んでいても夕暮れ時には素直に帰るそうですし、段々と落ち着いてきてはコミュニケーションも取れつつあるようです。
特にこんなご時世だからこそ手料理には価値があるのだと思いますし、そんな難しく手の凝ったものでなくてもいいと思うのです。
それくらい優先順位は最も高いのかなとも感じています。
趣味に没頭する
思春期の男の子にとって一番してほしいことは、とりあえず
あらゆる事をほっといてもらう事
なのかもしれません。
失敗するだろうなって思っていてもあえてほっておく。
彼らは失敗からしか学ぼうとしませんし、何より男の子はそのスリルが好きだったりします。
逆に、その経験こそが厳しい社会を生きていく力になるんだと思いますし、これらを体感させなければなんの挑戦もできないつまらない男になってしまうかもしれません。
温かい目で見守ってあげてほしいです。
ただし、あまりに行き過ぎたリスクは止めに入ることも必要だとは思いますが…
一方で、どうしても放っておくことに不安ばかり募らせてしまうのであれば、お母様方が趣味に没頭するのもいいかもしれません。
体を動かすのでも、習い事でも、美を追求するのでもいいと思います。
とにかくやっていて笑顔になれるもの。
彼らはわざわざ口にはしませんが、いつも見たいのは楽しそうに生きている母親の背中だったりします。
話を聞いてあげる
普段はウザったく思ってるくせに、少し凹んだ事があると慰めてほしいのが中高生の男の子なのかもしれません。でもそんなんこと恥ずかしくてわざわざ言わない。
ちょーめんどくさいたちなのです。
ただ、そうしたサインはすぐに出してくれます。
それは
なにげないコミュニケーションを取ってきたり、
話しかけてきたり、
無駄にリビングにいたり…
そうした時には「どうしたの?」ではなく、こうさりげなくぼそっと言ってみてください。
「最近頑張ってるね。。。なにか食べたいものある?」
そして話してくれたら、ただただ黙って聞いてあげてほしいです。
それで仮に無視されたとしても、その愛情はじわじわいつか効いてきます。
ところで、私の母親は料理が特段上手いというわけではなかったし(今は美味いです笑)、親父の料理の方が私は好きでした。
でも、親元を離れてみると、やはり気付くのです。
その愛情の深さに。
子供たちはある程度の年齢からは「勝手に育つ」というのが私の教育の軸としてあります。
変に教え込もうとするとうまくいかない。
その時ばかりはうまくいっても、後々の人生でそれらが時にあしかせとなっては 行動を縛ってしまう恐れも大いにあるんだと思います。
思春期の男の子の世界は友達の世界で回っているので、親が入り込む余地はなかなかないですし、でも一方でこれが健全なんだと思います。必要があれば子供の方から聞くし、頼ってくる。
じっくり観察しながら遠いところから見守りながら、その時に手を差し伸べてあげて頂けたら、と思うのです。
なぜなら、
母親の子供に対する愛情は並大抵のものではないと、私自身が日々沢山の保護者様と連絡を取らせて頂いている中で随所に感じざるをえないから。
何もしなくても存在だけで愛を与えられるのが、母親であるんだと、今の私はそう確信しています。
『どうせ私以外にあんたのことわかってあげられる人なんて世界中探しても誰もいないんだから、どこそこ色々行って来なさいよ。』
くらいの気概でいて頂けたら、と思います。
何かの参考にしていただけたら嬉しいです。
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